2010年12月2日木曜日

初めて採点の仕事をしてみた

今日もいろんな出来事があった。書きたいことがたくさんある。

その中でも特に印象に残っているのは「採点」に関すること。

TAの仕事で採点(ちなみに物理、ってか力学)を頼まれた。

人生初の採点。


なんか最近やたらと人生初のことが多くてワクワクする。


採点ってやってみるまでは正直だるいんだろうなーと思っていた。

単純作業はあまり好きではないので。


ところが、実際初めて見たらいろんな気づきの連続ですんげーーーー勉強になった!!


まず最初は、普通にそのままなんの工夫もなく採点を始めた。

赤ペンでだから消したりできないし、採点ミスをしてはいけないなという気持ちもあるのですごく慎重に始めた。

そのまま一時間ほど採点を続けてみた。

ミスして何度か書き直ししちゃった部分もあったし、ペースが遅くて思いのほか進んでなかった。


このままじゃダメだと思った。

なんか方法を変えないといけない。

ちょっと考えてたら伊藤真先生の本に書いてあったことを思い出した。

結構前に読んだので正確には覚えていないけど、作業はその作業の種類ごとに分けてやっていった方が効率がいいというような話だった。


それが今回の場合何に相当するかというと、「設問ごとに分けて採点していく」ということ。

設問ごとにやっていると、そこの部分の答えがしっかり頭に入っているので、模範解答用紙と答案を頻繁に見比べずに済む。

その結果、ミスも減ったし、採点のスピードが劇的に上がった!!

あまりのスピードの差にビビった。

いつも採点している人はこんなこと当たり前にやっているんだろうけど、自分には初めての体験。

単にがむしゃらに頑張るだけではなくて、より良い方法を見つけることが大事だってのを痛感。



何十人もの答案を採点していく上で、他にも気づいたことがたくさんあった。

例えば、レイアウトと点数の相関。

レイアウトがきれいな人ほど高得点をとる傾向があるようにみえた。

今回使用された答案用紙は名前と学籍番号を各部分以外はほとんど白紙のもの。

つまりかなり自由度があるので、どんなレイアウトで書くのかはその人次第。

人によってほんと様々なレイアウトだった。


なぜレイアウトがきれいだと高得点に結びつくのだろうか?

きれいなレイアウトだと書いている本人も見やすいから、計算ミスしにくいのだろうか?


たしかにそういう効果もあるだろうけれど、計算ミスとか以前に途中の流れも論理がしっかりしているようにみえた。


思考がちゃんと整理されているからこそきれいなレイアウトになるのかもしれない。

その逆もあって、きれいなレイアウトを意識するからこそ思考が整理される的な効果もあるのかもしれない。



他に気づいたことは、最終的な答えに下線とか引いててくれたり、しっかり空行を入れてくれている人の答案はは見やすくてすごく採点しやすいということ。

途中計算と最後の答えがごちゃまぜになってるとちょっと見にくい。

こんなに違うもんなんだね。

ちゃんと答えの部分をはっきりさせてくれてる人は気づき力あると思うし、こっちとしては普通にありがたい。


自分はそんなことあんまり意識してなかったなとちょっと反省(笑)。


他にもいろいろ気づきはあったけれど、長くなるのでこれくらいで。


とにかくいい経験をした。

書いたものを見てくれる人をもっと意識するとてもよいきっかけになった。


初めてのことをやると学ぶことが本当に多い。

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